山岳用テントの軽量化も時代と共に進み軽くコンパクトになりましたが、やはり軽さと現地にて考える張る楽しさがある「軽量タープ」も見逃せません。
自分自身も最近まではテントを担いで歩いていました。
しかし、膝の疲労と腰の持病が悪化!
今まで軽く持てていた60~70リットルクラスのザックが背負えなくなってしまったのです(ΘдΘ)人生オワタ・・・
燃え尽きた感じの人生が何ヵ月か過ぎて思ったんですが、手ぶらでも良いから山に入りたいなーと。
そこで初めてULハイキングと言う歩き方があることを思い出した。恥ずかしい事だけど、重い荷物を持って自信満々に歩いている頃はアンチの目で彼らを見ていたかも知れない・・・
ULの本や歴史を知るとその奥深さや情熱を感じ軽量化を進めた結果、実際に山を少し歩けるようになった。
今やtomojanもULハイカー初心者っす( ´-`)
ULハイキングを詳しく勉強している頃ある方の経験や話が素直に楽しく、注目していた。
三鷹のHiker’s depot(ハイカーズデポ)
その方とは三鷹にあるハイカーズデポ店主土屋智哉さんでした。
tomojanはテントの替わりに軽量なツェルトを使っていたが、やはり狭い···そんな時ネット上に良さそうなタープが掲載されていて実際に見てみたい!と三鷹のハイカーズデポに向かったのです。
そのタープと言うのが、「TRAIL BUM」の「CTタープ」。実際にお店に行くと土屋智哉さんがレジに立っていた。
タープの事を訪ねると隣の部屋に案内され実際に商品の説明や素材の話、それ以外にも初めてお会いした感じがしない程に接して貰えた(⌒‐⌒)気さくな良い方じゃー
沢山の説明を受け、沢山商品を触らせて貰い質感や自分の用途を再認識し安心して購入できました。
パッケージはSTOMCHACHEの作品みたいです。
色は2色あり[水色?]と[黒紫?]自分は黒紫の色を購入。夜に星空と溶け込むように・・・
CTタープのサイズは一般的なソロタープの5×8ft(150×240㎝)よりも少し大きめな200cm×280cmと言うサイズ。短編が50㎝増えることにより縁が作れ雨や風が抑えられる。そして長編が長くなる事により高さも出せる。
確かに、5×8ft(150×240㎝)で寝ている時は、tomojan(身長180㎝弱)には狭すぎるから、荷物は外に置くことになっていた。このタープのサイズなら荷物や靴も中に収まるだろう。
実際に縁を造り張ってみた。CTタープには標準で四隅にテンションコードが付いているので、このような綺麗なスタイルが簡単に出せる。
CTタープのタイアウト数は縁に8個、中に5個だ。全てのタイアウトには補強が入っている。1ヶ所にTRAIL BUMのマークあり
タープは想像力と工夫で自由な張り方ができる。とは言え珍しいのは始めだけで、慣れてくると決まった形に落ち着いてくる。
by-tuchiyasan!
更に何種類か張ってみました(’-’*)
基本の形 長辺側をペグダウンし、造る形。ベーシックなスタイルで限られたスペースの中でも設営しやすい。ポールの長さは110~125㎝が多く、低いと風に強く広いが頭がタープに当たる。ポールを上げれば天井は上がり快適になるが、風に弱く雨の吹き込み量が増える。
短編側の基本型 短編側をペグダウンすることでビビィシェルターのような使い方ができる。シングルタープ(5×8ft)より短編側で50㎝、長編側で40㎝長いCTタープは横幅が十分に確保でき、大人2人が横になれる。
写真右のSEA TO SUMMITウルトラシルタープポンチョ(145㎝×280㎝)に比べ一回り大きい。
タープの面白い所は、張り方の柔軟性。使えば使うほど安心できる道具に変化し、汎用性が生まれる。
これは二人別々タープを使い眠るスタイルだが、壁を作らず顔を見ながら会話ができる。風はCTタープで防ぎ、流れた風はSEA TO SUMMITの上を通りすぎる。
更に面白いのは、タープを屋根に使う。まぁ、元々はタープは屋根だけどね( ´-`)
雨の日は、広い前室として使うこともできるから便利な張りかた。天気のよい日はこちら側で寝ても気持ちがよいかも?
まだ試しては居ないが、このCTタープのサイズは長方形のサイズにも係わらず対角線の張りかたができる。これは自分も興味があるハンモックの、屋根にもなる頼もしい張り方。
このように絶妙なサイズ感であるCTタープは良い意味で使っていると張り方が決まってくる。それは山での設営時、迷いや選択がシンプルになり、結果正しい判断に繋がると言うこと
このCTタープはハイカーズデポの土屋さんがサイズやデザインを考え作ったタープを元に作り出されたモノと聞いています。
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多くの経験や工夫がつまったこのギアで自然の中に入り、自分自身も何かを見つけ多くのハイカーと繋がれたら最高に楽しい人生ですね。