まさかの展開?南アルプス秋の鳳凰三山へ(その2)

そして・・・地蔵岳、オベリスクに到着ー!
ここまで8時間ちょっとかかっている

写真撮ったりお話したり、何時もこんな感じだ。
そのお陰でゆっくり自然を感じることができたよ、早速tomojan達は一生懸命生きてますよと手を合わせ報告した。

しかし時間がもう3時過ぎ~

次の小屋まで(南御室小屋?)この先、観音岳を越えて1時間下りがあるので絶対に間に合わない~。

って事で・・・・

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ビバーク決定だ。

小屋テントが一応の予定だったけどね、急いで怪我しても危険だからね。

それにビバークも想定しながら歩いているからいるからそれなりに楽しみだったり。
※うそうそ危険だから絶対真似すんなよー!

下の写真が観音岳まで続く道で、一番高い所が観音岳標高2840m。

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観音岳に向かってるとやはり日が暮れてきた

それと同時に急激な気温低下だね、暖かかったのが嘘みたい!夜は専門で歩いてはいるけど東北の山とはまた違う恐怖があるな。

影がながーーい!

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あんなに晴れていた山頂付近が・・・雲にまかれたよ。
反対側にそびえる北岳もしかり・・・・

素晴らしい景色を拝めたのである。
自然って素晴らしい。

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歩いてきた高嶺、地蔵岳方面も雲に巻かれ風の流れ道になっていた。
気温も7度近くから3度まで落ちた

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歩きながらビバークポイントを探すのに頭をフル回転、選んだのが稜線上2830m地点に決定!まさかの山頂少し手前。

風向きや地形に植物の育ち方などを見て判断。北岳から吹く強風は頑丈な岩で防ぎ、甲府側から吹く風は山肌が受け流しテントに当たらないように設営だ。

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日が暮れるぞ!寒いぞー!
急いでテント設置だ。ペグも完璧に打てたし
固定も出来た。場所が稜線だが台風でも来なければ飛ばされないだろー

あとね、もう1つこの場所を選んだ理由・・・
気が付いた!?一個前の写真ー

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そう・・・富士山が目の前にあるんですよ~
テントのベンチレーションから顔を出すとね富士山と甲府の夜景が見えるのよ。

すげービバーク地だ。樹林帯でビバークは多々するが2830mのここは、ヤバいなー
何時もは熊に怯え樹林に身を隠すが、今回は動物や毒虫などの危険性が無い代わりに、圧倒的な天候の変化による危険がある!それと通報されたら嫌だなーって思うくらい。

そんな気持ちをもち、着れるものは着てご飯を作り体をよく暖めるー、装備がほとんど夏装備なんで(夏用寝袋1個(16度対応)不安感満載!しかも靴下に牛丼こぼして、すげー匂うし(ToT)

あとは色々工夫しましたよ~。
寒くて何度か起きたが死にはしなかった。

寝るときにテント内は4度あったが朝方には-2℃まで下がっていました、季節の移り変わりを肌で感じました!そろそろ冬だなー。

寝る前に夜景撮影~

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凄い夜景。
絶景だ。

何度かテントで火を使い凌いだが3時間、4時間は寝れたかな?

朝からtomojan達はニコニコ笑顔で起きる(笑)

理由は生きて朝を向かえたのと、ビバークポイントから日の出を見るのが楽しみだったから!

あとは早めにテント撤収しないとね、流石に体が冷えているから歩かないとヤベーです。

夜に少し雨と風に襲われたが、昨日の読み通り?北岳側からの強風は大岩がテントを守ってくれたみたいっす。
逆に山頂付近の方が風が無いのよー、雲がたまるもう少し下は風の流れ道だっただろうね( ´-`)危険だ。

ん~寒いけど山の朝は気持ちが良いー観音岳での目覚め!

そろそろ日の出の時間だ。

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日の出だー、おはよーございますー!

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こんな綺麗な富士みたことないです。

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生きていたからっ?そう思うのか?

北岳にも朝日が照ったぞー!

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すごい朝だー、朝からテンションMax!と言うより寒くて動き回ってる感じかな(^_^;)

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テントを撤収して観音岳へ向かう!ビバーク地から観音岳は直ぐだった。

観音岳からビバークしたところを見て、「手を合わせありがとねー」と一礼。

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観音岳から薬師だけではに向かう道は比較的なだらかで穏やかで助かったですね。

薬師如来のように・・・手のひらをあるいてるみたいだぞ~

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そしてピーク!疲れたから写真がガクっと減った(笑)

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ここから少し下ると薬師小屋~に到着した。
本当はここに泊まるはずだったが、やはり昨日は間に合わなかったね。

ここら辺になると穏やかで紅葉が増える。

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ここからは下山口である夜叉神まで
永遠長いくだり・・・(;´д`)

南御室小屋にて休憩~
インド染め?の鳳凰三山と書いてるバンダナ購入ーうれしいな~(笑)

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ここには久しぶりのトイレ!

南御室小屋からの下り~長い(*´~`*)

景色は見えないが紅葉と、たまに見える青空が綺麗だ。
火事場跡までくると気分が違う。

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暗くなる寸前に夜叉神小屋に到着~!

しかし時間が既に5時!やはりtomojan達はゆっくり楽しんでるからおせーです(^_^;)
ここから夜叉神峠登山口までおよそ1時間ちょっとかかるので、帰りのバスもないな~

ヘッドライトを用意して、帰り道はナイトハイクでした。
迷わない一本道+道路歩きなのでビバーク無しで良いと言う判断っす。
バスで15~20分の道歩くから微妙に長い道のり、しかも観音岳からあるいてるから足が痛い!tomojanの足指ちゃんとありますかー?

結局、ここから車のとこに付いたのが4時間後。

なんか、普通に歩けないtomojan達ですが、何とか生還いたしました!物凄い楽しい山旅となりましたが、勉強になったことも沢山あった山登りでした!

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